ひとしずく
朝の庭
うそ 昼近い午前の庭
明るい日差し ゆれる木漏れ日
今までとおなじ だけど ぜんぜんちがう
わあ 秋が来たんだ
かみさまが ひとしずく
秋をぽとんと 落としていった
ひとしずくで 世界は激変 するんだね
日差しも 風も 空気の手触りも
なにもかもが かすかに でもたしかに
秋になった
今日から 9月
さあ 前を向かないと 今年に置いてかれちゃうよ
9月8日と10日
なごみ邸にて『母の足踏みオルガン』ライブです。
私がお腹の中にいる頃からずっと 家でピアノを教えていた母。
教会ではオルガニストをしていて…
でもピアノとオルガンって…全然ちがう楽器でね。
(同じなのは鍵盤がついていることくらい)
母は60歳を過ぎた頃、突然オルガンを習い始めました。
先生から譲っていただいた西川のオルガンを大切に大切に…
それはもう、少女のように嬉々として、夢中で練習していたいました。
父を見送った直後は、そのオルガンの上に、父の写真とお花をいつも飾って
ん?これはまさしく仏壇?ってかんじになってたっけ。
クリスチャンホームである我が家には、仏壇はないのです。
でも、人は愛する人を失ったとき、やっぱり仏壇…というか祭壇…というか
話しかけたりする、窓…みたいなものを欲するんだなあ…と思って見守っていました。
私たち家族と同居するようになってからは、オルガンはオルガンに戻り、
毎日、そりゃもう聴き飽きるくらい熱心に練習していました。
でも、3人目が生まれ、孫の世話に謀殺され、オルガンのレッスンに行かれなくなった…。
あー やっぱり親不孝な娘だなあ…。
この親不孝ものがたり、つづきはまた明日。
posted: 2017.09.02