第32話 紬でクリスマス
みなさま しばらくお休みしていまいました。
最近忙しすぎて ゆっくり着物を楽しむ時間がありません…。
いつも 万難を排して出かけてゆく骨董市にさえ
ここのところ 行かれしぇん。
この前顔をだしたときだって
『なんだ 生きてたの?』なんて言われちゃったのに…
あーーんっ(涙)!
12月15 16日は 世田谷のぼろ市。
これには絶対行くぞ!と思っていたのに
両日とも予定が……
あーー だけど コンサートが終わっってから
くり出そうかなあ。
夕方 暗くなると 灯りがともり
いっぱい呑み屋に 人があふれ…
なんともいえず いい感じ!
でもいつも ひとりで行くから
さすがに 着物でひとりで 日本酒の立ち飲みってのは
勇気がなくって 断念したんだけれど
今年は だれか一緒に 行かないかなあ…。
もう今 着物を買っている場合ではなく(笑)
着物屋さんに行ったり ぼろ市だって 近づかないほうがいいのだけれど
しかし 着物を見て歩きたいんですねえ。
病気です。本当に。
最近 親しい友人たちを この道にひっぱりこんでいて(笑)
お能のお稽古の帰りに リサイクル屋さんに行く…
というのが 定番に。
でもまだみんな自分だけでは着られないので
お稽古を始めようということになって
先日のお稽古の前に 第一回のレッスンを…。
少し手伝いながら…なんとかひとりで仕上げて でかけました。
考えてみれば
私が数年前に着物にはまり こんなにまで夢中にならなかったら
みんなが お能の興味をもったり
ましてや 習ってみよう!と思うこともなかっただろうなと思うと
まあ なんでも夢中でやってみると
世界が広がり 新しい出会いもあり
何かが実を結ぶんだな…と 感慨深い思いです。
先日 かわいい半襟をみつけて 買ってしまいました。
絹糸の手刺繍なんだけれど 半襟自体は 合繊。
あ 洗濯が簡単で いいな!と とびつきました。
絹の刺繍入りの半襟は 素敵だけど値段が高くて
その上洗濯だって クリーニング?
頻繁に着るには 贅沢すぎる(私には)。
でも 自分でしゃかしゃかっと洗えるなら 便利!
アドベント(クリスマス前の4週間)の今 丁度いいでしょ?
クリスマスらしさを出すために
帯締めに 金の飾りひもをいれてみました。
紬に金…だけれど まあ おあそびだから おゆるしを。
だけどこのごろ 絹の長襦袢に半襟をつける暇もなく
袖も襟もポリの半襦袢ばかり着ています。
長襦袢の袖口が あまりにもあっというまに汚れてしまうのにも
閉口していて…。
でも…さみし。
やっぱりとろんとしっとりした 絹の長襦袢が着心地いちばん。
ああー 半襟 つけなくっちゃ!
袖口の攻略法 考えて実践しなくっちゃ!
袖口ぐるりに 透明なビーズを縫い付ける。
袖口ぐるりに なるべく同色のポリのリボンを縫い付ける。
これをはやくためしてみたいのですが
んーでもその前に ついてしまった汚れを完璧に落とさなきゃ!
となると しみ抜きに出すー?高いー?
ああん 悩みはつきません。
木村 真紀 (2011年12月13日)
posted: 2011.12.13