第31話 お能と謡の発表会
前回は お休みしてしまいました。
もしも…楽しみにしていてくださった方がありましたら
ごめんなさい。
ここのところ貧乏ひまなし…
なーんだか日々 忙しく
なかなか着物を着る機会がありません。
きのうは 外出の折り 着物姿の方を沢山お見かけし…
もう うずうず。
ゆっくり 着物きたーーーーい!
せっかく 帯つきで歩ける いちばんいい季節なんですから…。
今週は 無理矢理だって着るぞ!
さて 先月のことでありますが
なごみ邸(http://www.nagomitei.jp/)にて二回目の
お能と謡の発表会がありました。
なんとかお天気も守られ お外にしつらえられた能舞台で
無事発表することができました。
今回 私は謡に初挑戦!
もう異文化(日本人なのに!)にはじめて触れ
とても刺激的な経験でした。
なにしろ 楽譜命!の世界で音楽している私にとって
先生からの口伝えのお稽古は 緊張の嵐ですし…
録音させていただいたものを 家で聴いて
お稽古しようとするのですが
へったくそな私の声と 先生の怒鳴り声
(いえいえお優しい愛の鞭の声!)ばかりで
稽古にならない…(笑)。
…せっかく先生がうたってくださる時には 録音!ということに
まったく気づかないぼけでありまして………(涙)。
まあでもともかく ものすごく 刺激的で 楽しい時間で
無茶苦茶ストレス解消になりました。はい。
マイクを使わない…ということも
普段の私には ないこと。
どーやって あんなに良く響く大きな声で
なおかつ なよっとした女性を表現するのか…
まったくもって 異文化そのものでしたが
やりはじめると…不思議と 血が騒ぐ。
そんな感じでした。
そして本番 とてもおどろいたのは
着物を着て 帯をぎゅっと締めると
かえって大きな声がだしやすい…ということ。
思い切り吸い込んだ空気を お腹に溜めて
少しづつ小出しにするのが
とてもやりやすくなるのです。
外だから お客様まで 声が届くかしら…と不安でしたが
ちゃんと聴こえましたよ とのこと。
ほっとしました。
これを機会に 自分の着物を買うことにしたお仲間の
着物選びを一緒にしたのも 楽しかった。
もちろんリサイクルで ひたすら安く…。
最初はね そこからだと思います。
でも明らかに 着物の魅力につかまったかんじでしたよ。(笑)
もちろん 着物がなくても 貸していただけるし
袴がいい人は それもお借りすることができます。
いつもとはちがった空間で ちがう自分になるかんじ…
ストレス発散できますよお!
11月半ばから 第3回の 『初めての仕舞』のお稽古が始まります。
観世流 シテ方 岡本房雄先生が 教えてくださいます。
ものすごーく チャーミングな先生です(内緒内緒)。
まだまだ 申し込み可能です。
第4回 秋・染める庭演能
秋深まる、なごみ邸庭内の特設能舞台にて、お楽しみください。
先生の舞台です。 本当に素敵ですよー。
【日時】
2011年11月13日(日)
13時30分開演(13時より受付)
【出演】
仕舞:
「屋島」金子聡哉(観世流シテ方)
「羽衣」田邉哲久(観世流シテ方)
囃子:
「神舞」
高野彰(大鼓)・桜井均(太鼓)
住駒充彦(小鼓)・成田寛人(笛)
舞囃子:
「巻絹」岡本房雄(観世流シテ方)
【参加費】 4,000円(予約制:定員になり次第締切となります)
【定員】 60名
あなたも…いかがですか?
詳しくは なごみ邸さんに お問い合わせくださいませ。
(045-929-1311 なごみ邸)
木村 真紀 (2011年11月8日)
【木村真紀流】 おきもの解説
posted: 2011.11.08