第15話 着物の寸法 -2-
前回は 裄と袖丈について書きました。
今回は 身丈と身幅。
身丈は まあ…長さ…ですよね。
私が呉服店で誂える…となると 四尺一寸。
骨董市などで買うときは
身長の長さあれば GO!かなあ。
それより短いと おはしょりが短くなっちゃっうし
なんとなく 私は着にくいかんじです。
手幅ひとつ分あれば大丈夫 という方も…。
また どーーしても 着たいものは対丈で着てしまう
という方もいらっしゃるようです。
ただ 着崩れしやすいのが難…という噂も…。
よしっ大丈夫!と思って買ったものの
いざ着付けてみたら 襟先がおはしょりの中に入らず
下からはみ出てしまって なんとなくかっこわる!
ということもありました。
逆に 長すぎると…
着られないことはないのだけれど
やっぱり 着にくい気がします。
身幅は 私にとっては深刻で…
いわゆる女並み寸といわれる寸法が
後ろ幅七寸五分 前幅六寸…ということのようで
わりと若向きな着物って この大きさが多いのですが
最近体重増殖の止まらないわたくし…
もともと典型的な下半身デブなこともあり
きつーくなってきているのですなあ…。これが。
特に 太ももと骨盤がどーんとあるので
前幅が…足りないのです。
そうすると かっこわるいし 歩くとはだけてきてしまうことも…。
だーけど
身幅と身丈は 直すと高いんですねえ。
特に幅だしすると スジが残って消えなかったり
色やけしていたりすることもあるから ちょっと危険。
…と言いつつ
やむなく 直すことも多くなってきました。
やっぱり きつそうなのを無理するよりは
直した方が すっきり着られるのでねえ。
そこでまた
近所にお住まいのOさんにお願いを重ね
わがままをいって 直していただくのであります。
Oさん 感謝です。
引退なんておっしゃらず いつまでもお元気で
続けてくださいね。
よろしくおねがいいたします。
木村 真紀 (2010年12月21日)
posted: 2010.12.21