第22話 単衣を洗濯してみちゃったの巻
今年は 5月の半ば過ぎから 単衣を着始めました。
前回写真を載せた 伊勢崎銘仙が 今一番のお気に入りかな。
昨日の夜は白い塩瀬の帯
おとといは黒地に鉄線の柄の 多分麻の夏帯とあわせて
毎日せっせと着ています。
ここ数日久々 からっとお天気だったので
おもいきって 木綿の格子の単衣を洗ってみました。
チェックの色がすごく気に入って
3月頃 骨董市で2000円で買ったものの
なんとなく 古着くさかったのです。
まあ2000円だし 単衣だし
だめもとでためしに 洗ってみました。
手洗いして 軽く脱水して 少しだけ干して
生乾きのうちにアイロンをかけたら
パリーンっとさっぱり すっきり いい感じ。
ところが やはり
だいぶ縮んでしまいました。
まあ おおざっぱな私のこと
洗う前に測らなかったかったので
もともとかなり小さかったのかもしれませんが…。
ともかくこのまんまじゃ かなり幅が狭くて着られない。
なんか 勢いにのって
自分で直してみようかと!!
単衣だし木綿なんだから なんとかなるんじゃないかと…。
よく見てみると 脇はミシン縫いだあっ。
へえ… じゃ私もミシンでだだっと縫っちゃえ!と
作業に着手。
裄はなあ このままでも着られないことはないのだけれど
(…ってことは この着物 わりと最近のものなのでしょうね)
でも次に洗った時 さらに縮んじゃったら つんつるてんになっちゃう。
ええい この際おもいきって裄も!
と 着手したのが運のつき…。
やっぱり 私の裁縫力では かなりめんどうくさいことに…。
そして 夜は打ち合わせにでかける予定が…。
お寿司やさんだそうだから やっぱり着物じゃなくっちゃ。
となると もう着替えなきゃ!
ってなわけで
いまだできあがらず。
考えてみれば こういうことを何度繰り返して来たことか。
そして勢いがなくなり 結局そのまま。
そのうち邪魔くさくなり
お細工用生地として リサイクル屋さんにあげちゃう。
とほほ…。
いやっ
今回は がんばるぞ。
あとちょっとだもの。とっととやれば
このシーズンに着られるもの。
忙しいくせに。
ほんと おばか。
でもね
おばかって たのしいっ。
補足
ちなみに サイズ直しをする時は
ほどいてから縫うのではなく
先に 新しいラインを縫ってから ほどくのだそうですね。
そのほうが 生地がずれないから やりやすいのだそうです。
なるほど。
今回脇は そうやってみました。
たしかに! このほうが やりやすかったです。
木村 真紀 (2011年6月7日)
posted: 2011.06.07