響き合いプロジェクト震災復興を願い、いまこそ音楽を通して響き合おう

マグニチュード9.0という世界最大級の大地震と広域の津波が東日本を襲って1年が経ちました。被災地の方々の恐怖、大切な人をなくされた方々の悲痛な思いは、いくら想像しても想像しきれないほどの大きな悲しみであると思います。
日々祈りつつ お見舞い申し上げます。
何かできることをしたいという思いにかられながらも、義援金をお送りするくらいしかできない自分にいらだちながら、自分はうたうたいなのだから、やはりうたうしかない!そう思い、『祈り』という曲をつくりました。この曲をあるライブで聴いて下さった方が、絶対にこの歌を被災地に届ける!そう宣言し、宣言どおりに木村真紀を石巻に連れて行ってくださいました。
被災者の方々の思いはどんななのだろう。横浜に住んでいて被災したわけでもないものの作ったうたなど、かえっていやな思いをさせてしまうということはないのだろうか?いざ、コンサートが決まると不安でいたたまれない気持ちになりましたが、たくさんの方の励ましと、『被災地に行きたいけれど行かれない自分たちの思いを一緒に持って行って!』という言葉に背中を押されて歌わせていただきました。
石巻専修大学と北上中学校の2カ所でコンサートをさせていただいたのですが、たくさんの方が涙をながして聴いて下さり、元気がでた!といってくださるのを聞き、心底ほっとし、少しでもお役にたてるならもっともっとうたいたい!そう思いました。そして、校長先生と『3年生が卒業する前にもう一度来て、今度はゆっくり、歌唱指導をしたい!』と再会のお約束をし、今年2月に実現させました。
とても明るくほがらかで素敵な子どもたちでしたが、からだの力を抜く体操と、深い呼吸の練習をしてみると、咳き込んでしまう子もあり、やはり、表には出せない深いかなしみや苦労をぐっとこらえて、自分たちの役割を懸命に果たそうとしているんだなと感じました。
とりあえず、生活に必須な物は揃い、少し落ち着いてきているけれど、大人もこどもも心は疲れていらっしゃる今こそ、音楽の出番なのだと、これからまだまだ気の長い支援が必要なのだと痛感しております。
しかし東北は遠く、交通費、宿泊費、機材運搬費など随分お金がかかってしまいます。そこで、被災地に行きたいけれど行かれない、でも何か手応えのある直接的な支援に参加したいと考えていらっしゃる方々から資金をご支援いただけないかと思いつき、このたび『木村真紀 響き合いプロジェクト』を立ち上げました。まだやっと種から小さな芽を出したばかりのこのプロジェクトですが、このプロジェクトに賛同と共感と信頼を寄せていただける方たちのご協力によって、大きく育っていけるよう、祈りつつ一歩づづ進んでまいりたいと思います。自分たちのできるサイズで、できることを誠実にやってまいります。賛同していただけますならどうぞご支援をお願い致します。
なお 現実的にこのプロジェクトを実施していくには、資金だけでなく、人的・物的支援も必要となるでしょう。又、日々おしよせてくるボランティアにくたびれてしまっていらっしゃる地域もあれば、誰も、何の支援もない地域もあるようですから、必要とされる場所に伺うためには、情報も必要です。この幼稚園に知り合いがあり、子どもたちは外遊びを制限されていてストレスフルな生活をしいられている…など、具体的な情報やつながりをお持ちの方は、情報提供や橋渡し的支援をお願い出来れば、このプロジェクトが、より実りあるものになるでしょう。
どうか、まず興味をもっていただき、ご支援願えればさいわいです。
よろしくお願いいたします。

響き合いプロジェクトにご支援いただける方は、お問い合わせよりご一報いただけますと幸いです。なにとぞよろしくお願いいたします。

KIMURA MAKI Profile

きむらまき写真

大学在学中からスタジオミュージシャンとして活動。CM、ゲーム、アニメ音楽など様々なジャンルを歌いこなす『七色ヴォイス』。もののけ姫『えぼしたたらうた』NHKおかあさんといっしょ『ぱわわぷ体操』ゲームアヌビス「Z・O・E」など作品多数。

結婚出産後、3枚のアルバムをリリース。一筋縄ではいかない日常をキラキラと…せつなく、やさしくうたうコンサートは、幅広い世代に共感を呼んでいる。

2011年『響き合いプロジェクト』を立ち上げ、『仮設がなくなるまで!』を合い言葉に今も東北復興支援継続中。復興応援CD『祈り/わたしはひまわり』をリリース。利益をすべて復興支援に寄付している。

東京音楽大学作曲専攻。2016年度松蔭大学生活心理学科非常勤講師も務める。

プロフィール詳細・活動履歴

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